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アフガ二スタン

アフガニスタンで、NGO「ペシャワール会」職員拉致の知らせ 耳を疑った。

ペシャワール会
中村哲医師のパキスタンでの医療活動を支援する目的で結成
1984年〜現地活動を開始
 現在パキスタン北西辺境州・アフガニスタンに1病院と2診療所を運営
 年間約87,000人(2006年度)の患者診療
2000年夏〜戦乱についで今世紀最悪の干ばつに見舞われたアフガニスタンの
 村々で約1,600カ所以上の水源(井戸、カレーズ)確保作業を継続
2001年10月〜アフガニスタン空爆の中、緊急食糧援助
 この時に寄せられた「アフガンいのちの基金」をもとに
 医療事業、水源確保事業、農業計画から成る「緑の大地計画」をスタート
2003年3月〜灌漑用水路建設に着工
2007年4月 第一期13キロが完成、現在第二期工事を進行
 この用水路によって6,000ヘクタールの農地への灌漑が可能に


現地住民を雇用し、住民のためになることを第一に考え、住民と一緒になって丸腰で活動してきた彼ら。イラク派兵があって、日本の印象が悪くなっても、彼らは住民から諸手を上げて歓迎されているから大丈夫。そう思って(願って)いたけれど、今朝になって死亡のニュース。
信じられない やるせない やりきれない 悔しい
会を応援している私がそうなのだから、ご家族、スタッフ、現地住民の想いは如何ばかりか。

  「この国を緑豊かな国に戻すお手伝いをしたい」
   志高い若き彼の その想い半ば アフガニスタンの地に

   伊藤和也さんのご冥福を心よりお祈り致します。



酷く辛い事件なのだけれど、アフガニスタンに暮らす人々に罪はない。
また、報復を繰り返していては憎しみの連鎖を生むだけ。
水に食料、医療がなくて今を生きるのに困っている多くの人達。
各NGOが国外退去の対応をとりはじめた。
私にできることは何だろう。


以下、中村哲医師業績紹介
「パキスタン・アフガニスタンでの長年にわたる医療活動による現地貢献」に対して

中村哲氏は、1984年以来、パキスタンのペシャワールを根拠地としながらハンセン病根絶治療とアフガン難民の診療活動を持続的におこなってきた。この間、アフガニスタンやパキスタンの現地にいくつかの診療所をもうけると同時に、アフガニスタン東北部山岳地域の無医村における診療にもたずさわっている。

これらの医療活動が、ソ連のアフガン戦争、内戦、タリバーン政権、アメリカのアフガン戦争という一連の困難な局面をとおして、一貫した姿勢で継続したことは驚異的といってもよいだろう。これは、現地に身をおき、現地の人びとの視点でものをみ、考えたうえで行動することから、はじめて可能になるものといえる。現地に根づいた活動として、高い評価があたえられるものである。

最近では、戦乱のなかで徹底的に破壊されたアフガニスタンの人びとの日常生活のシステムを構築してゆくために、井戸を掘り、用水路を拓く活動にも力を注いでいる。現地の日常生活が、自律的に機能してゆく道をさぐるためである。水源を確保し、農業を再興してゆくことによって、生存のための最低限の保障を確立する必要があるからだ。これは、もっとも地道な努力であると同時に、地に足のついた事業といえる。

中村哲氏が20年ちかく展開してきた医療活動を基盤にした一連の活動は、アフガン難民やアフガンの人びととともに生きるこころみであったといえる。このこころみは、超大国の力のおごりにふりまわされる21世紀の時代に異なる文明や異なる文化に属する人びとが共存してゆく道をひらくうえで大きな指針をあたえるものである。

紹介者:松原 正毅氏(国立民族学博物館教授)




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2008年08月28日 Posted byゆいまーる at 17:38 │Comments(4)平和

この記事へのコメント
こんにちは。よいっぱりさんのブログからお邪魔しました。
中村哲さんの著書、「医者、用水路を拓く」を読んだばかりだったので、今回のことは非常に残念に思います。
土木の専門用語が多く少々難しい本でしたが、アフガンの部族も様々でペシャワール会の活動を理解している人達ばかりでなく、いつこのようなことが起きてもおかしくないような状況の中での援助活動だったようですが、そういうことをしっかり伝えない報道や、国の姿勢にも問題があったのかなと思います。
今できることは、一人でも多くの人が伊藤さん達の活動を知って、理解することしかないのかなと考えています。
Posted by BEM at 2008年09月09日 15:56
BEMさま

はじめまして。ようこそおいでくださいました。
コメントをありがとうございます。

『ヤフーニュース「この話題へのコメント」で
「命を懸けてまでよその国の世話を焼く必要は無い。」というコメントが2位』
との結果が出ています。
クールなおさんのブログをご覧ください。
http://livingkomatsu.eshizuoka.jp/e162561.html

知っても理解してもらえない状況に、ズシンと落ち込んでしまいました。。
狂ってしまった歯車を少しずつでも修正していかなくてはなりませんね。
拉致の目的はまだ明らかになりませんが、身代金という報道も。
アフガン国内ではペシャワール会をはじめNGOの活動情報を正しく伝えて欲しいと望みます。
Posted by ゆいまーるゆいまーる at 2008年09月09日 18:04
頑張って下さい!!!!!
Posted by 次郎★ at 2008年10月17日 15:40
次郎★さま

はじめまして。コメントありがとうございます。
伊藤さん、中村さんたち個人が集まった、ペシャワール会が
アフガンの多くの一般市民の心を動かしたように、
私たち一人ひとりの小さなチカラでも集まれば大きなチカラになると思います。
小さなチカラを集めて繋げてゆきませんか?
みんなで一緒に♪
Posted by ゆいまーるゆいまーる at 2008年10月17日 20:12
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    コメント(4)