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ミツバチのささやき

ミツバチのささやき

映画『ミツバチのささやき
はつこいのように焦がれた映画。
それが、今、シネギャラリー(サールナート)で上映している。
二十歳のころ観たきり、また20年経て劇場へ通う。

スペイン内戦を背景に描かれた映画。
当時の私は映像美に取り憑かれた。その映画をひも解こうとするよりも。
今、大人になり、監督エリセのいわんとすることが、しみいる。
むだなく完成された美しい映像のなかに、様々な引用や暗示がある。
深い。暗号のように難解な部分がある。
全てのシーンが印象的に残る。

映画のあとに企画された『ミツバチ』を解読するセミナーが良かった。
県立大 国際関係学部准教授 大楠栄三さんによる。


先生の解読部分もあるが、『ミツバチ』がほどけた。
独裁政権下で検閲を通るために施されていたのだった。
背景を知らないと、散りばめられた意味や素晴らしさに気がつかない。その洞察の楽しいこと。
セミナーに感謝。シネギャラリーさんどうもありがとう!
より一層、大切に大切にしたい映画になった。私の中で特別、です。
私がミツバチに執心なのは、知らず知らずとこの映画で刻まれていたのかも知れない。

きのこ(を食べた暗示)シーンについてご相談すると、
DVDで観ると暗がりも鮮明に見えると教えてくださった。
長く廃盤だったが、現在は購入できる。(販売元:紀伊國屋書店)
が、
先生曰く、全世界的にみても今や劇場で観られるのが貴重だと。
あまりに傑作で、名作映画と葬られている!?

今回、その10年後の監督作品『エル・スール』も同時上映中。
どちらか観ると、もう一作品が特別料金1000円になる、『みつばちクーポン』がもらえる。
この機会お見逃しなく!上映は2/5まで。
やはり劇場で、もう一度観たいと思う。

ミニシアターと言えば、東京在住中のシネヴィヴァン六本木。良く通った。
とってもいい環境&Choiceで、みんなに惜しまれつつ幕を閉じたっけ。
(同時にWAVE、セゾン美術館も閉館で真っ暗闇でした。。)
その頃は、むさぼるように都内あちこちのミニシアターを渡り歩いていた。
後に、静岡へ。
この地になさそなミニシアター。なのに、サールナート・シネギャラリーがあった!
感激。(ミニシアターでなく単館系ロードショー館と呼ぶ?)
今年は会員になった。今まで1年に何回か鑑賞する程度だったけど、
もうちょっと通うぞ〜の気合いをこめて。
ミニシアターって、映画好きさんが集まる空間。それも結構おもしろいし、ここちよい。
観たい映画をリクエストしよう。


ミツバチのささやき
原題:EL ESPIRITU DE LA COLMENA
監督・原作:ビクトル・エリセ
製作:プリミティボ・アルバロ、エリアス・ケレヘタ
製作国:1973年スペイン映画
上映時間:1時間39分
配給:フランス映画社

【CAST】
アナ・トレント、イサベル・テリェリア、フェルナンド・フェルナン・ゴメス、テレサ・ギンペラ、
ケティ・デ・ラ・カマラ、ラリ・ソルデビリャ、ミゲル・ピカソ、ホアン・マルガリョ、
エスタニス・ゴンザレス、ホセ・ビリャサンテ、マヌエル・デ・アグスティナ、ミゲル・アグアド

【STORY】
ビクトル・エリセ監督の記念すべき長篇第一作。撮影はフランコ独裁政権時代の1973年に行われた。
繊細な感性と、純粋極まりない簡潔さの映像と音が綴る、1940年代カスティーリャ地方の小さな村の、内戦に敗れた養蜂家の物語。

巡回上映で『フランケンシュタイン』を観た少女アナが、姉イサベルの、フランケンシュタインは現実にいる、<ソイ・アナ(私はアナよ)>と呼びかければいつでも出てきてくれるという話を信じて、探し始める…。
アナ・トレントのつぶらな瞳がフランケンシュタインを見つめ、呼びかけに応じるように現れた内戦の兵士にリンゴをさしだす場面など、数々の忘れえぬシーンから、ラストでは一挙に映画館でしか味わえぬ、神秘的な光の横溢に昇華する。


追記:100202
『しぞーか式。』さんによる、
県立大 国際関係学部准教授 大楠栄三さんのセミナー報告!
http://yakkiri.eshizuoka.jp/e522671.html
『ミツバチ』ファンのみなさん、ぜひご参考に♪

追記:100206
『Rolling!! どんぐり日記』リカさんによる、映画報告
http://donguri.eshizuoka.jp/e521453.html

「ミツバチのささやき」の予告編(日本版) 当時のナレーション!
http://www.bowjapan.com/bow30/film_directors/el_espiritu_de_la_colmena.php
画面内、予告編をクリック(BOW30映画祭より)
↓おお〜あの映画の予告編も!
http://www.bowjapan.com/bow30/trailers/



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2010年02月01日 Posted byゆいまーる at 09:10 │Comments(5)favorite

この記事へのコメント
はじめまして、しぞーか式。です。
私も同じく二十年前にエリセを見て映画を見る楽しみを覚えたので、特別思い入れがある一本です。
静岡におんなじ想いを持っている方がいた!と、思わずコメントを書かせてもらいました。

しかも、私も昨日はセミナーに行っていたんですよ!
その記事はブログにも上げました。
大楠先生のお話と自分の感想とは分けとこうとおもったので、下記エントリーは完全に昨日の楠先生の講義ノートです。

http://yakkiri.eshizuoka.jp/e522671.html

『ミツバチのささやき』についての私の感想はこれからボチボチ書いていこうと思っています。
Posted by しぞーか式。しぞーか式。 at 2010年02月02日 00:18
しぞーか式。さま

はじめまして。ようこそおいでくださいました。

eしずおか内で検索したら、書かれているのは、しぞーか式。さんだけでした。
サールナートでのセミナー参加者はどのくらいでしたかね。そう多くありませんでしたけど。
一般的に、『ミツバチ』はまだ知られていないのでしょうか?
上映回数も少ないので、マニアックの域から出ていないのかも。
『ミツバチ』に集まる方々には、妙〜に親近感を持ってしまったりします。
この映画は特別ですよね。
この世界にこれがあるというだけで嬉しい。本当に素晴らしい映画に出会えて良かった。
『ミツバチ』の会を作りたいです。(笑)

講義ノートのご提供をありがとうございます!

ついでに、しぞーか式。さんのブログを9月分までザーーッと遡って拝見しました。
何だか近いなあと思うこと多々。
いつか近いうちにお会いできるのを、楽しみにしております!
Posted by ゆいまーるゆいまーる at 2010年02月02日 11:55
映画館の、映画と向き合うしかない状況って、家庭では作れないし、集中して見たいならやっぱり映画館の暗闇です!

ゆいまーるさんとは、たしかに接点多そうですね。
どうぞ今後ともよろしくお願いします。
Posted by しぞーか式。しぞーか式。 at 2010年02月03日 00:25
ゆいまーるさんのブログを昨日の朝見て、
早速、昨日の昼間に観てきました!
情報ありがとです(*^^)v

私は映画はあまり詳しくないのだけど、
この映画は、好きなミュージシャンがDVD BOXの事を紹介していたので、
どんな映画か気になっていたんですよ~。

奥の深い映画で、もう一度見て観てみたいけど、
もう一本の方も観てみたい・・・う~ん、金曜までか(>_<)
Posted by リカリカ at 2010年02月03日 07:56
しぞーか式。さま

>映画と向き合うしかない状況
ははは、面白い表現ですね。
そうですよね!

どんなところを接点としてくださったか、とっても気になりますが(笑)、
社交辞令なしで(爆)よろしくお願いします〜♪
今日は静岡ひとシゴトの前に、暗闇の中『エル・スール』を観てきましたよ。




リカさま

ご無沙汰ですみません!
日曜、どんぐり楽団さんのに行けませんでした。。大ファンなのに。
長期休暇!?に入っちゃいますか??

『ミツバチ』に足を運んでいただきありがとうございます♪
って私が言うのも変ですが。
リカさんとも嗜好が似通ってるので(私はそこまで音楽深くありませぬが)
きっときっとお気に入りになってくださったことかと思います♪
あと2日!
Posted by ゆいまーるゆいまーる at 2010年02月03日 18:07
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