水滴

開いて間もない サトイモの葉
そのビロードの上で ゆうらり転がる
朝陽を受けて いとおしく輝く
それは 宝石
サトイモ サトイモ科サトイモ属 東南アジア原産
ハスの葉の表面には細かい凹凸と小さな穴があり、そこはワックスのような物質で覆われて撥水性
がある。この凹凸の間に空気が入り込み、表面張力によって表面をはじいて水滴となり、泥、小さ
い昆虫や、その他の異物を絡め取りながら転がり落ちる。この現象がロータス効果(ハス科の植物
に見られる自浄性を指す用語。+サトイモ)。ハスは泥を好むが、その葉や花の美しい状態を保つ
ため、自浄作用を行う。
この自然の妙を応用し、透湿性+撥水性を兼ね備えた衣服の開発が、40年前から行われてきた。
ナノテクノロジーの分野では、塗料・屋根材・布などの表面でロータス効果を再現し、それらを
乾燥した美しい状態を保つ開発が行われている。 参考:Wikipedia